お知らせ

渡航先で新型コロナに罹ったら、どうなるの?

2022.07.19 海外旅行保険

商用だけでなく、留学・観光など海外旅行が増えてきています。

5月のGWでは、たくさんの人が観光での出国をしました。
そこで、気になるのは渡航先で、新型コロナに感染してしまったらどうなるのか?

ここでは、ハワイへ5泊7日で旅行をした「三井 太郎」さん(仮名)による新型コロナに感染したパターンとしてご紹介いたします。
(実際のケースを元にしていますが、一部フィクションでお届けいたします。)

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海外旅行 ハワイで新型コロナに罹ってしまったら!
渡航先で陰性証明のPCR検査を受ける
三井さん

「帰国に向けてPCR検査を受けないといけないけど・・・」
「どこで受ければいいんだろう?
  (旅行会社の窓口に連絡してみよう)」

三井さん

(旅行会社現地窓口へ電話をする)
「PCR検査を受けたいんですが、どこへ行けばいいですか?」

旅行会社窓口

「お泊りのホテルから近い場所は、ワイキキPCR検査センターがございます。」
「日本語も通じますし、厚生労働省所定のフォーマットで発行していただけます。」

三井さん

(PCR検査ができる病院へ)
「以外に簡単に手続きできたなぁ」
「検査結果は、夜くらいにメールで受け取れるはずだから、帰国の準備も大丈夫だな。」

帰国時の陰性証明のためのPCR検査の手配は、自分で行う事が多いです。
検査費用は約160ドルになります。

また、旅行会社のオプションでPCR検査の手続き代行を行ってくれるものもあります。
日本語対応のできるスタッフが、現地まで送ってくれて、日本所定のフォーマットで証明書を発行してくれるように手続きまでしてくれます。

陽性反応! 帰国できなくなってしまう!
三井さん

(メールの着信)

「メールでPCR検査結果が届いた。」
  (専用サイトから証明書をダウンロード)

「あれ、陽性 → 入国不可・・・」
「これって、新型コロナに感染してるってこと?」

「5日間の隔離って書いてある。」
「どうすればいいんだろう?」

陽性の証明書と一緒に、ハワイ州保健局(DOH)の「家庭内隔離と検疫のガイダンス 5日間の隔離と検疫」が付属してきました。
当日を0日と起算し、丸5日間が隔離期間となり、6日目に再PCR検査を受けることになります。

隔離期間スタート

症状が無く宿泊施設での隔離となったら、最初にホテルへの報告と延泊の手続きを行う事になります。
その後、帰りの飛行機のキャンセル(振替)を行います。

そのために旅行会社の窓口へ連絡し、ホテル側への隔離の為の延泊の手続きをお願いしましょう。
旅行会社経由で飛行機の手配をしている場合は、振替の手配もお願いしておきましょう。

飛行機の手配を自分で行っている場合は、航空会社へ自分で連絡する必要があります。
振替の手配を行う場合、医師による診断書が必要な場合がありますので、事前に確認しておきましょう。

その後、海外旅行保険の保険会社窓口へと連絡をし、保険期間の延長の手続きを行います。
(ネット申し込みの場合は専用サイトから手続きをします。)

延長に伴い補償されるものの内容と、請求手続きの時に必要となる書類等についても聞いておきましょう。
万一、症状が出て病院に行く時のため、保険支払によってキャッシュレス・日本語対応が可能な病院についても確認しておくと良いでしょう。

三井さん

「まずは、旅行会社に連絡してどうすればいいかを聞こう。」

旅行会社窓口

「三井様、ホテルへの連絡と隔離期間の延泊手配を完了いたしました。」
「帰りの便については、一旦キャンセルをして、隔離期間終了後に再度ご手配いたします。」
 

三井さん

「ありがとうございます。」
「これから5日間、大変だな。ホテル代なんかはどうなるんだろう。」

「そうだ、海外旅行保険の保険会社にも連絡しておかないと。」

保険会社窓口

「隔離期間中のホテルの客室料は保険で補償されます。」(注)
「その期間の保険の延長もご手配させていただきます。」

三井さん

「帰りの飛行機の振り替えも新型コロナ感染が理由なら追加費用がかからなくて良かった。」
「延長したホテル代も保険で補償されるから、思ったより費用負担も少ないのは安心かな。」

「隔離中は、レストランなどホテルの施設は利用できないから、食べ物や日用品の確保は最初にしておかないと・・・」

ホテルでの隔離期間中は、ホテルの施設を利用することができません。
基本的に部屋から外に出ることができませんので、必要なものなどは宅配サービスなどを利用して届けてもらうことになります。

ホテルによっては、利用したタオルの回収や、室内清掃が全く行われないこともあります。

(注)三井住友海上 ネットde保険@とらべる の補償の場合、延泊による客室料は、限度額10万円内での補償となります。

隔離2日目に発熱!
三井さん

(翌朝)
「あれ、ちょっと熱っぽいな。喉も痛いし病院に行った方がいいかな。」
「保険会社から、教えてもらった病院に行こう。」
 (治療を受ける前に改めて保険会社への連絡が必要になります。
  指定の病院での診察で、高額な治療費を保険で先に支払う
  ことが可能になります。)

医師

「新型コロナウイルスによる軽度の症状がでていますね。」
「解熱と鎮痛のお薬をだしておきますので、様子をみて下さい。」
「症状が治まって5日後にPCR検査を行いましょう。」

三井さん

「また、帰国が延びてしまった。」
「悪化しないようにホテルで大人しく療養しよう。」

新型コロナに感染して治療を受けた場合、治療費は一旦自分で支払う事になります。
海外旅行保険の保険会社の現地窓口では、保険によるキャッシュレス対応が可能な病院を案内してくれます。

必ず、事前に保険会社へ連絡をして、キャッシュレス対応の依頼を行いましょう。

隔離期間終了から行わなくてはならないこと

新型コロナに感染した後、症状が治まったら、5日毎にPCR検査を受け、陰性となった場合に隔離期間の終了となります。

これで陰性が証明されたら、やっと帰国への手続きを始めることができます。
日本への入国時に72時間以内の陰性証明書が必要となりますので、この時間を過ぎると再度PCR検査を受けなくてはならなくなります。

三井さん

「結局、予定よりも帰国が遅れてしまったけど、PCR検査も陰性だった。
 これでやっと日本に帰れる。」

「すぐに旅行会社に連絡して、帰りの便の手配をお願いしよう。」
「この陰性証明書が使える便に乗れないと、また検査を受けないといけなくなる。」

旅行会社窓口

「三井様、お帰りの便が手配できました。」
「72時間以内で、この陰性証明書もお使いいただけます。」

PCR検査による陰性証明書は、ハワイ出国の72時間前までのものが必要となります。
よって、帰国便の手配が間に合わないと、再度PCR検査を受けなくてはなりません。
また、帰国に必要な陰性証明書を発行する為のPCR検査費用は保険の対象外となります。

帰国便の手配のために、医師による診断書が必要な場合もありますので、旅行会社などへの確認も忘れないようにしましょう。

やっと、日本に帰国できる。
三井さん

「大変だったけど、これで日本に帰れる」
「日本でも水際対策のチェックがあるけど、海外での隔離はもうしたくないな。」

「追加で掛かったお金については、だいたい海外旅行保険で支払われるから良かった。」
「コロナ禍の今は、絶対に海外旅行保険は欠かせないね。」

最後に

今回の例は、内容を分かりやすくするために、一人旅行の体裁をとっています。

しかし、実際は家族・親戚でハワイに行ったお客様の2名が現地のPCR検査で陽性となり、他のご親族は日本帰国時の検査で陽性となってしまいました。

海外旅行保険での対応となりましたが、現地に残ったお二人は長期の隔離期間になってしまいました。

現在のコロナ禍において、現地での延泊費用や治療費負担などへ備えるため海外旅行保険へのご加入がお客様をお守りします。
お手続きをお忘れなきようお願い致します。

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